またブログを書こうと思った

ちゃんとした文章を残す場所を作ろうかと、ここ1年くらいずっと悩んでいました。

ブログというものを以前に書いていたのは10年以上前で、長いあいだ新しい記事を書くことがないまま放置してしまっています。いつの間にか、「自己満足でブログを書く」という行動をしなくなっていました。他のSNSもあるし、仕事も忙しいし、それでいいやと思っていました。

技術者としての言葉を自由に書きたい

数年前までは「会社」という文脈のなかでプログラミングやソフトウェア技術を語ることが多く、社内情報ツールにはいろいろ文章を書いていたはずですが、あまり表に出したものがありませんでした。

風向きが変わったのは「Webアプリケーションアクセシビリティ」を出版した頃でした。

自分に専門分野と言えるものができたおかげで、広く発信しなければと思う機会がしばしば発生しました。そこで使ったのは、noteやQiitaやZennといったプラットフォームでした。これらのプラットフォームには、それぞれ独特の雰囲気があるので、内容や届けたい相手によって使うプラットフォームを選んでいました。

note.com

zenn.dev

qiita.com

この書きたいことにあわせてプラットフォームを選ぶ戦略は、それなりに効果的だったと自負しています。しかし、「どのプラットフォームに馴染むかわからないものがいつまでも書けない」ということでもありました。書きたいことはいろいろあったのに、どこにどんな雰囲気で書くべきか悩んだ挙句、どこにも書かないうちに気持ちが冷めてしまうということがしばしばありました。

SNSに疲れた

ブログを書かなくなった要因として、なんでもSNS、というよりTwitter (X) に書くようになったことが大きかったと思います。2010年代のTwitterは楽しかったです。Twitterの上で写真も動画も長い文章(スレッド)も書けて、読めて、リアクションできて、その通知が来て、承認欲求をしっかりと満たしてくれました。

それが、いまのX (Twitter) はなんだかなぁ……という感じるようになってしまいました。これにはいろいろな要因があるだろうし、ここでは触れません。XとなったTwitterから去って別のSNSに移住した人たちも多く、なんでも書いて満足できる場所ではなくなってしまいました。

そういうこともあって、すこし腰を据えて、またブログを書こうかなぁという気持ちになってきました。

自分を発信できていないということ

SNSなどで私のことを見たことがある人は、私を「アクセシビリティに詳しいフロントエンドエンジニア」くらいに思っていそうな気がします。ところが私の会社での職種は「UIデザイナー」です。私のUIデザイナーとしての姿、理想としているあり方みたいなものをあまり発信できていなかったと思っています。

UIデザイナーといっても、BtoBサービスのデザインをしているので、世間一般の「デザイナー」像からはかけ離れているかもしれません。絵は描かないのはもちろん、華やかなものを作るわけでもありません。しかし仕事にラベルを付けるなら「デザイナー」としか呼びようがないのです。そして、この仕事をするにはソフトウェアエンジニアリングの知識や視点が必要だとも思っています。自分のような人が人材市場に適度に増えて、社会的に認知されて、採用が楽になったり自分の給料が増えたりしてほしい気持ちもあります。そういうことを考えているわけですが、どこかに書いたりして来なかったのです。

とはいえ「デザイナーよ、コードを書け!」みたいな説教くさい話には誰からも耳を貸してもらえないでしょう。それよりももっと、自分の視点や考えや行動を書き残していったほうが効果がありそうです。

私は人付き合いが苦手で、自分からは人脈をうまく広げられません。これまではSNSを軸にすることでなんとか社会と繋がってきました。そのSNSだけでは心許ない以上、別のことを始めたほうが良いだろうという思いがあります。

やっぱりはてなブログ

「ブログを作りたいなぁ」と考えていると、次には「どうせならモダンなフロントエンドのライブラリを使って、全部自分で作って……」という気持ちが生まれてしまっていました。そしてデプロイ先や記事の管理の仕方などを妄想しているうちにいろいろな課題が見えてきて、面倒くさくなってやめてしまうというのを繰り返していました。

目的は文章を書いて公開することでした。なんでそのためにコードを書こうとしてしまうのでしょうか。

ということで、再びはてなブログに戻ってきました。広告を自分で管理したいし、ちゃんと続けていきたいのではてなブログPROを2年分払いました。

ブログ名を付けるところで「ああ、そういう世界だったよな」とハッとさせられました。「まず自分の投稿先に名前を付ける必要がある」というのは、ブログならではなんじゃないでしょうか。5分くらい考えて「層の狭間で」という名前をつけました。「層」はいろいろな「層」を指していますが、これはそのうちの記事のネタのために取っておきます。

何記事か書いて飽きてしまうかもしれません。それどころかこの記事で止まってしまうかもしれません。できれば長続きさせていきたいと思っています。もし応援していただけるのなら、次の記事からでも、何らかの形で応援のメッセージや、書いてほしいことのアイデアなどがいただけるとありがたいです。